映画「シン・エヴァ」100億円見えた 観客動員数460万人突破 庵野監督感謝しきり

 映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(公開中)大ヒット御礼舞台あいさつが11日、都内で行われ、庵野秀明総監督(60)が登壇した。庵野氏がエヴァの舞台あいさつに登壇するのは最初で最後。全国328館で同時生中継され、たくさんのファンが見届けた。

 人気アニメの完結編を銘打った劇場版4作目。7日時点で興行収入70億円を超え、観客動員数も460万人を突破と大ヒット。庵野総監督は「ほんとにありがたいですよ」と感謝した。

 「前作のQも超えて。80億円超えたら、『シン・ゴジラ』(82・5億円)超えてくるので。僕の中ではレコードになるし、100億円いってくれるとアニメ業界の活性化にいいんですよ」と話した。

 「100億円を狙って当然の作品群」だという「鬼滅の刃 無限列車編」やジブリ作品とは違い「エヴァはロボットアニメなんです。ガンダムですら、100億円はいってない。ロボットアニメでも100億円を目指せるのは、本当にありがたいことだなと思いますね」と笑った。

 「スタッフを代表してお礼を言う最後のチャンスかなと思い、出ることにした」と明かすように、終始感謝しきり。イベント最後には、いすから立ち上がり「厳しい時期に映画館に足を運んでいただき、本当にありがとうございます」と2回頭を下げた。会場の約400人のファンからは「おめでとう」と言わんばかりの大拍手が送られた。

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