フジテレビ系「バイキングＭＯＲＥ」が１６日、ＮＴＴと総務省をめぐる接待について報じ、番組が武田良太総務相のお決まりの答弁「国民が疑念を抱くような会食・会合に応じたことはございません」をカウント。１０日から１５日まで４回の衆院予算委で合計２５回も繰り出したと伝えた。

　スタジオでは一連のフレーズに疑惑を抱きっぱなし。ＭＣの俳優・坂上忍は、「何かここまでくると、もう大の大人が言葉遊びじゃないけれども。そもそもですよ、国民から疑念・疑惑を招くようなことをしてはならないって言ってるのに、２５回も同じこと言ってることが、もう疑惑の最たるものだろうってなっちゃいますよね」と静かに憤り、タレント・ヒロミも「そらもう全員聞いてる人がそう思うし、出てきた時も疑念はないんですって。範囲を自分たちで決めちゃってるから誰も何も言えないというか」と同意した。

　タレントのミッツ・マングローブは「今回のことに関しては、単純にその人の心理みたいなのを裏読みすれば、これだけ同じことを『疑惑はありません』っていうのを２５回も言ってるってことはあるってことだと思うんですよ。もしくは否定する自信がないってことでしょうし。黒の上にグレー何回塗っても黒なんですよね」と、ピシャリと言い切った。

　２００１年１月６日に閣議決定、１４年５月２７日に改正された「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」には「関係業者との接触に当たっては、供応接待を受けること、職務に関連して贈物や便宜供与を受けること等であって国民の疑惑を招くような行為をしてならない」とある。