メーガン妃の爆弾発言 英王室ゆるがす 女王夫妻は無関係と司会者説明

 英王室の公務を退いたヘンリー王子の妻でアフリカ系の血を引くメーガン妃が米テレビで、長男を妊娠した際、英王室内部から「どれくらい肌の色が濃くなるのかという懸念」が示されたと打ち明け、一時は自殺を考えていたと告白した件で、番組の司会者オプラ・ウィンフリーさんは8日、発言したのは祖父母のエリザベス女王とフィリップ殿下ではないと説明した。

 英国では、9日にほぼ全ての新聞が1面で「扇動的な人種差別の告発」「(ここ数十年で)王室最大の危機」と大きく報じた。BBC放送は、主要な王族らが緊急会合を重ねて対応を協議していると伝えた。メーガン妃と親しい女子テニスのセリーナ・ウィリアムズ選手は「(声を上げた)勇敢さを誇りに思う」と強調。世界で反差別の声が高まる中での爆弾発言は、英王室にとって大きな打撃となりそうだ。

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