玉川徹氏がチクリ 「森さんには誰も鈴をつけられなくて、川淵さんだとすーぐに…」

 テレビ朝日の玉川徹氏が15日、同局の「羽鳥慎一モーニングショー」で、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を辞任した森喜朗氏の要請で一時は後任を引き受ける意向を表明した日本サッカー協会相談役・川淵三郎氏の就任を問題視するなど突然関与した政府について、チクリと物申した。

 玉川氏は「今回、川淵さんが辞めることになったっていうことに関して言うと、ああ官邸動くんだと思いましたよ、僕は。結局これ官邸が動いて、一回やるって言うふうにおっしゃった川淵さんがやらないということになった」と発言。

 続けて「確か森さんがずっとまだ辞めないと言ってた時には、菅総理も総理大臣としては公益法人なので、そのトップのことを言える立場にないとずっとおっしゃってた。それは仕組み上そうであって、そうであるけれども私は森さんは辞めた方がいいと思うってことは言えたと思う。森さんの時には辞めるっていう方向に全然動けなくて、川淵さんの時には動けるんだなあっていうのは何なんだろう、何が違うんだろうと思いましたけど」と、皮肉交じりに疑問視した。

 フリーアナウンサーの羽鳥慎一が「確かにルール上は政府の関与はない、組織委員会が決める。でもおそらく関与したんでしょう」と、川淵氏の辞退に政府が関わっていたであろうと指摘すると、玉川氏は「関与してますよね。逆に言うと、森さんが辞めるまでの時にはそういう関与ができたはずなのにそれはしなくて、川淵さんを辞めさせるときにはサッと動いたっていう、この違いは何なのか。何だと思いますか、皆さん」と呼びかけた。

 羽鳥が「これ言える人?」とスタジオで問いかけると、スポーツジャーナリストの長田渚氏が「はーい」と声を上げた。「川淵さんにはどうしてもしたくないという事情があったんだと思います」と類推し、「やはり改革派で、いろんなことを言い出す。森さんとは違った意見をとってもたくさんおっしゃって。ホントは何人か前に会長だった方がいい方ですから。最後の仕事だっていってやる気になってたんですから。それはまずいよということが出たんだと思われる」と分析した。

 羽鳥が「そういうことですか。玉川さんは森さんには言えないけど…っていうことを言いたかったんですよね」と再び玉川氏に水を向けると、「僕はそうなのかなと。いったい誰が鈴をつけられるんだ、誰も鈴がつけられなかった。森さんに関しては海外やスポンサーとかそういうところが言い出すまでは、結局誰も鈴をつけられなかったっていうことなのかなあと僕は思ってたんです。でも川淵さんだと、すーぐに鈴つけちゃうのかと。そういうのはなるほどな、何が違うんだろうなというのが印象でした」と、“森氏に言えなくて川淵氏には言える政府”の矛盾をついていた。

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