テレ東・大江アナ珍しく「意見」表明 森会長発言に黙ってられない!

 テレビ東京の大江麻理子アナウンサーが5日夜に同局系で放送されたニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(月~金、後11・00)に出演し、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が女性蔑視とも取れる発言をしたことについて、「差別や偏見を生み出すことにつながりかねない」と思いを語った。

 森会長の発言について、さまざまな批判が寄せられているというニュース。大江アナは「『女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる』、これは女性の話が長いかどうかというより、個人の問題だと思うんです。それを性の違いから結論を導き出しているところに問題がある」と切った。

 解説キャスターの日本経済新聞編集委員・滝田洋一氏が、森会長について「総理のころから失言が多い方だった」と説明。続けて大江アナは「多くの方が『またか』とスルーしそうになるところですけども、社会全体が『あーあ』と思ってスルーしたり、傍観してきた結果というのが今につながっているような感じもするんですよね」と日本社会の体質をチクリ。「傍観」は「容認」するのと同じ結果になるとし、さまざまな役職の人が失敗した場合に、その組織がきちんと処分をくだすことができていないと指摘した。

 さらに「性別も国籍も人種も職業も学歴もカテゴリーでまとめて語ってしまうと決めつけになってしまいます。差別や偏見を生み出すことにつながりかねないので、そういうことは無意味だから止めようっていうのが今の社会だと思うんですよね」と自身の考えを表明。最後は「普段、自分の意見はあまり言わないんですが、今回は言わないといけないと思い、長引いてしまってごめんなさい」と頭を下げた。抑えたトーンではあったが、森会長の発言に「意見」を言わずにはいられなかった思いも伝えた。

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