元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が１７日、フジテレビ系「日曜報道　ＴＨＥ　ＰＲＩＭＥ」にリモートで生出演し、新型コロナウイルス感染防止に関連して加藤勝信官房長官と意見を戦わせた。

　番組のエンディングで橋下氏は、加藤氏について「今の法律を前提で話をするのは仕方がない」と立場を考慮。その上で、現状の法律について「政府のメッセージ、地方のメッセージがバラバラになる。お金も、補償金が出るのか、出ないのか、ものすごい恣意（しい）的に感じる。政府が物事を判断するのか、地方が判断するのか、これも分からない」と不十分な点があるとした。

　「ＧｏＴｏトラベル」の運用や、緊急事態宣言発令の指標となる「ステージ１、２、３、４」の判断も「『地方が判断するんだよ』って言っておきながら、年始にかけては政府が判断」と右往左往していると指摘。「日本のしくみが日本の国家運営をボロボロにしてますよ」と断じた。

　最後は「このしくみを変えるのが政治家の責任です。日本のしくみを立て直す、これが一番重要だと思います」と持論を展開。「あんだけ高い給料もらってるんだから、しっかり国の仕組みを作ってくださいよ」と政治家にハッパをかけた。