「香水」もただの一部…瑛人で勝負!元日に初アルバム 2021年は感謝の年に

 インタビュー中にリラックスした表情を見せる瑛人(撮影・堀内翔)
 インタビュー中にリラックスした表情を見せる瑛人(撮影・堀内翔)
 インタビュー中にリラックスした表情を見せる瑛人(撮影・堀内翔)
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 シンガー・ソングライターの瑛人(23)が歌う「香水」は、昨年を代表する1曲となった。Tik Tokで驚異的な広がりを見せて、“令和流”らしいSNS発の大ブレーク。大みそかにはNHK紅白歌合戦にも初出場し、列島に歌声を響かせた。ファーストアルバム「すっからかん」の元日リリースで幕を開けた2021年は、感謝の年にすることを誓った。

 激動のブレークイヤーは紅白で締めくくった。NHKの“商品名問題”もクリアし、「ドルチェ&ガッバーナ」と誇らしげに歌唱。「あっという間に終わってしまいました。やり切りました」と夢舞台で全力を尽くした。

 1年前の大みそかは“最悪な日”だった。「ハンバーガー屋での仕事終わりに、飲みに行って。フラフラしてたら、怖い人たちに絡まれてしまい…。走って逃げました」。どん底からわずか366日後、トップアーティストとしての輝きを国民的番組で放った。

 19歳から作詞・作曲に取り組むようになり、音楽学校にも通った。2年後の2019年4月、事務所やレーベルに所属していない中、「香水」を初めて配信でリリースした。

 ブレークへの“予兆”を感じたのは、20年5月頃だという。「友達しかフォロワーがいなかった僕のインスタに、知らない人からタグ付けされるようになって。『バズったんじゃないか』と思いました」。SNSにカバー歌唱動画が次々にアップされ、多くの有名人も流れに乗った。

 「香取慎吾さんまでやってくれて。僕が作った香水が、いろんな人に聴かれる時点でうれしくて。変換して伝えてもらってるような気もして。例えば(MVをカバーした)チョコレートプラネットさん、すごい面白いじゃないですか。曲としても伝わるし、笑いにも変換できる。これって、僕ができない仕事」

 曲作りにおいては、「自分が目で見た範囲外のものは書けない、書かない。ひとつでも自分と違うことを入れると、気持ち悪くなるから」とリアルを重視する。普段は香水をつけるタイプではないが、たまたま知人の香水を借りてセッションをしていたときに、“名曲”のインスピレーションが浮かんだという。

 元日には初アルバム「すっからかん」をリリース。夢見心地だった2020年だが、最も印象に残った出来事は「僕がやることは曲を作ることなので、アルバム制作が1番楽しかった」と胸を張って言い切る。

 タイトルはストック曲がゼロになったことにちなんで命名。収録曲の大半は、音楽学校時代に作っていたが、「好きにすればいいさ」、「カルマ」、「ハッピーになれよ」の3曲は注目度が高まった昨夏以降に手掛けた。当初、新たに作った曲は次回作に回す案もあったが、「この3曲は今の自分を表現したので」という瑛人の強い希望で収録した。

 自信作を引っさげて、31日から初ライブを4都市で開催予定。「香水がノープロモーションからこうなったのは、みんなのおかげ。その感謝を全国に届けたい。アルバムを聴いてもらえると、『香水』も瑛人のただの一部と思ってもらえるだろうし、瑛人で勝負したい」と新年の抱負を掲げた。

 一気に脚光を浴びたため、下積み時期がなかったことに不安を感じているのも事実。「曲を作るスペースと歌える場所があれば、僕は本当にどこでもOK。『一発屋』とかいろいろ心配されてると思うけど、強がりではなく、テレビで見なくなったと言われるようになっても、そんなのはどうでも良くて」。見える世界は大きく変化しても、シンガー・ソングライターとしての矜持は変わらない。

 ◆瑛人(えいと) 本名・高橋瑛人。1997年6月3日生まれ。横浜市出身。3人兄弟の末っ子で、少年時代は野球に取り組む。2019年4月、「香水」を配信リリースし、音楽活動スタート。同曲は20年春から話題を集め、主要音楽チャートで1位を獲得。YouTubeのMV再生回数は、1億3000万回を記録している。

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