女優の片瀬那奈が１３日、日本テレビ系「シューイチ」に出演し、同番組を、出演１０年の節目となる来年３月いっぱいで卒業することを生報告した。

　ＭＣのタレント・中山秀征が「実は３月いっぱいで那奈ちゃんが『シューイチ』を卒業することになりました」と伝えた。続いて片瀬は「今まで、１０年同じ仕事をしたことがなくて、長い年月の中で、わたしにとって『シューイチ』は家族のようなかけがえのない存在ではあります」と思いを明かした。

　さらに「少し前にとってもつらいことが、『つらいなー』と思う時期もあった」と告白。それでも、「シューイチ」の現場に来て、共演者やスタッフが温かく迎えてくれることに「本当に救われた日々がありました」と感謝した。

　一方で「ここに甘えてはいけない」という思いが芽ばえ、「今後の１０年を考えた時に新しい一歩を踏み出すのは今のタイミングかな」と節目で決断した心境を語った。「最後まで明るく楽しく的確に情報をお伝えしつつ、視聴者のみなさまにも感謝の気持ちで毎週毎週かみしめながらお届けしていきたいと思っています。ありがとうございます」と頭を下げた。

　中山は「１０年前にこの番組がスタートした時に、まさかこんなに長く続くとは那奈ちゃんも思わなかったと思うんです」と振ると、片瀬も「１年かな、ぐらいに思ってました」と“短命番組”のつもりでオファーを受けていたと明かして笑わせた。中山は「女優さんでありながら情報番組をやるのはリスクが高くて、発言一つをとっても言われたくないことを言われたりもします。それでも一生懸命協力してくれた」と労をねぎらった。

　共演のＫＡＴ－ＴＵＮ・中丸雄一は「個人的にはめちゃめちゃ悲しいし、（自身が担当する）『まじっすか』は片瀬さんのスタジオのツッコミありきでやってたので、ちょっとやり方を考えないといけない」と笑いを交えながら、片瀬の卒業を惜しんでいた。