小栗旬「日本沈没」主演 TBSで47年ぶりドラマリメーク「皆さんの賛歌に」

 俳優の小栗旬(37)が、来年10月クールのTBS系ドラマ「日本沈没-希望のひと-」(日曜、後9・00)に主演し、日本の危機に立ち向かう環境省の官僚を演じることが25日、分かった。作家・小松左京氏の名作を1974年にドラマ化しているTBSが、47年ぶりにリメーク。「未来への希望」をテーマに据え、コロナ禍や東京五輪後の2023年を舞台に新たな人間ドラマを描く。

 アニメ、映画など幾度も映像化されてきた名作に小栗が挑む。

 同局の看板枠・日曜劇場には主演作「獣医ドリトル」以来、11年ぶりの帰還。2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に主演する関係もあって、今月下旬にクランクインしており「ただでさえ苦しい環境の中、非常に難しいお話ですが、その中でも“希望”と“人間の強さ”を届けられるよう全力で希望を持って真摯に作品に向かっていきます。皆さんへの賛歌になれるような作品にしていきたいと思っております」と燃えている。

 演じる天海啓示は、目的のためなら手段を選ばない野心家のエリート官僚。環境省代表として各省庁の精鋭たちが集まる日本未来推進会議に参加し、未曽有の危機に巻き込まれていく。

 豪華共演陣との演技合戦も見どころの1つ。天海と同じ会議で経産省代表を務める官僚役で松山ケンイチ(35)、週刊誌記者役で杏(34)、総理大臣役で仲村トオル(55)が参戦。「半沢直樹」など日曜劇場11回目の登場となる香川照之(54)が、原作でも人気の学会の異端児・田所雄介の名を冠する。

 各キャラクターは、キャストとスタッフ陣が議論を重ねた末に誕生したオリジナル。東仲恵吾プロデューサーは「葛藤する様子、もがき苦しむ様子は今までの小栗さんの役どころとして、新境地であり、見どころです」と説明する。東日本大震災から10年のタイミングに、コロナ禍のその先である2023年を舞台とし、日本沈没という大きな危機を乗り越える人々の希望を描くという。

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