体操五輪金の加藤沢男さん 文化功労者に「うれしいことだが恐縮」

 政府は27日、2020年度の文化勲章を脚本の橋田寿賀子さん(95)ら5人に贈ることを決めた。文化功労者には、西川きよし(74)が漫才の分野から初選出。ほかに作曲家の三枝成彰さん(78)、すぎやまこういちさん(89)、映画監督の木村大作(81)、体操五輪金メダリストの加藤沢男さん(74)ら20氏を選んだ。文化勲章の親授式は11月3日に皇居で、文化功労者の顕彰式は同4日に東京都内のホテルで開かれる。

 加藤さんは体操ニッポン男子のエースとして五輪3大会で獲得した金メダル8個は全競技を通じて日本勢最多。国際体操連盟の技術委員を長く務め、筑波大や白鴎大の教授として競技力の底上げに尽力してきた。文化功労者に選ばれ「うれしいことだが、恐縮する」と、謙虚な人柄がにじみ出た。普段は猫背でO脚だが「演技中、それが出ないように人の3倍は練習した」と選手時代を振り返る。美しい技のさばきは「体操の教科書」と称され、来夏の東京五輪を目指す選手たちには「石橋をハンマーでたたいても大丈夫なくらい練習してほしい」とエールを送った。

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