仁左衛門 歌舞伎俳優の「半沢」出演に持論「あまりウエートをかけすぎるのは…」

 笑顔で会見する片岡孝太郎(左)と片岡仁左衛門=都内
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 歌舞伎俳優の片岡仁左衛門(76)が23日、都内で、東京・国立劇場「11月歌舞伎公演」(2~25日)の取材会を、共演の長男・片岡孝太郎(52)とともに行った。

 仁左衛門は、本来今年は出演予定ではなかったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で二部制の舞台になったため出演がかなったと説明。ただ、自身は過去に病気療養で1年間休演したこともあるだけに、コロナ禍で歌舞伎界が約半年間“閉鎖状態”だったことには、「今回のことでどうのこうのということはなかった」とした。

 そんな中、兄・片岡秀太郎(79)の養子で、甥にあたる片岡愛之助(48)ら、多くの歌舞伎俳優がTBS系ドラマ「半沢直樹」に出演して話題に。仁左衛門は「私も若いころはよくテレビ出てましたしね。『この人が歌舞伎やってるんだ』と分かってもらえるのは非常にいいことです」としつつ、「それにあまりウエートを掛けすぎるのは疑問もあります」と持論を展開した。 さらに「一番困るのは…」と話を進め「そういうメディアの人気と、古典の技術で得る人気、これがうまくはまってくれることを祈っていますね」と発言。歌舞伎俳優としてのさらなる芸道への精進も求めていた。

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