「オレンジロード」劇場版は原作者が知らずに製作決定 監督が告白

 アニメ監督の望月智充氏が14日未明、自身のツイッターに投稿し、「きまぐれオレンジ☆ロード」の作者で今月6日に亡くなった漫画家・まつもと泉さんを追悼した。

 望月氏は1988年公開のアニメ映画「きまぐれオレンジ☆ロード あの日にかえりたい」を監督した。同作は「オレンジ-」の原作コミックのその後を描いた作品だったが、原作とは作風が異なっていたとされ、まつもとさんは、公式サイトで「原作から離れたパラレルワールドと考えてほしい」などとしていた。

 望月氏は「オレンジロード『あの日にかえりたい』を作ったことで、おれは原作を壊した人間のように言われてきた。まつもと泉氏からはかなり憎まれていたと思う」と正直に告白。まつもとさんと会ったのは「あの日に-」のアフレコ直前の頃、一度だけだったことも明かした。

 まつもとさんサイドから「会いたい」と要請されて面会。まつもとさんはアフレコ台本を見ながら、「この映画の内容は全然違う」と望月氏に言ったという。

 望月氏は「驚いたことに、アニメ映画化が決定し進行していることを、数日前まで知らなかった」と当時の裏話を暴露。「原作者に対するこの扱いは、今では考えられないことだ。とても気の毒だと思ったのを覚えている。ご冥福を祈ります」と悼んだ。

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