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沖田浩之さん自殺 21歳上の元恋人・山本陽子絶句、涙「青春の1ページ…」

 1980年代初頭の人気アイドルで、ドラマ「3年B組金八先生」で知られる俳優の沖田浩之さんが36歳の若さで衝撃的な首つり自殺を遂げたのは、1999年3月27日のことだった。

【以下、1999年3月30日の紙面から】

 27日に川崎市内の自宅で首つり自殺した俳優・沖田浩之さん(享年(36)とかつて、21歳年上の恋人として熱愛が伝えられた女優・山本陽子(57)が29日、都内の劇場でその悲痛な胸中を告白した。「青春の1ページとして記憶に残しておきたい…」。態度こそ毅然(きぜん)としていたが、あふれる涙だけは止めることが出来なかった。

 ◇      ◇

 この日、東京・銀座の博品館劇場5月公演「瀬戸内寂聴訳 源氏物語 朗読」(11~20日)の製作発表に出席した山本は、自殺という悲し過ぎる手段で人生の幕を下ろした“元恋人”の死について、重い口を開いた。

 「心からお悔やみ申し上げます…」。気丈に振る舞おうという必死の努力が伝わってくる。「彼は非常に優しくて、完ぺき主義者で、誰からも愛されて素晴らしい人間でした。いまは青春の1ページとして(沖田さんとの思い出を)残しておきたいです」と一気に語ると、目から涙があふれだした。

 出会いのきっかけはドラマの共演だった。1984年には堂々の交際宣言。沖田さんは「僕にとって陽子さんはすべてです。恋人であり、結婚相手であり、そして母親でもあります…」とアツアツぶりを語ったものだった。人気絶頂のアイドルと美人女優とのホットな関係、21歳という年齢差もあって大きな話題となったが86年、沖田さんに2歳下の恋人がいると報じられ、山本が身を引く形でこの恋は終息した。

 山本にとって愛する人の自殺は1度ではない。78年12月には、不倫関係がささやかれていた俳優・田宮二郎さんが猟銃自殺している。製作発表直前に、瀬戸内寂聴さんに手相を見てもらったというが、「私の場合はもう(縁談などは)遅いから…」と話す表情に、恋へのあきらめが交じっているようだった。

 山本は「適当な…言葉が浮かびません…(絶句)。心からごめい福をお祈りいたします」と締めくくり、その場を足早に立ち去った。

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