芦名星さん、自殺か…親族が自宅で発見 36歳衝撃の幕引き

 女優の芦名星さんが14日午前、東京都新宿区の自宅マンションで死亡しているのを親族が発見したことが、同日分かった。36歳。関係者によると首をつっている状態だったという。遺書は見つかっていない。警視庁は自殺とみて調べている。芦名さんは、10月開始のテレビ朝日系ドラマ「相棒 season19」などに出演。雑誌グラビアにも登場するなど、精力的に活動していただけに、突然の訃報に衝撃が走った。  

 また芸能界に悲報がもたらされた。多くのドラマや映画などで存在感のある演技を見せていた芦名さんが、急逝した。

 所属事務所のホリプロによると、14日午前、東京都新宿区の自宅マンションの室内で亡くなっているのを親族が発見した。死因については「現在、調査中です」としたが、捜査関係者によると、首をつった状態で、自殺を図ったとみられる。警視庁が詳しく調べている。現場付近では当時、男性の泣き叫ぶような声が聞こえた後に、救急車や警察車両が到着。周辺は騒然となったという。近隣住民の女性は「洗濯物を干していると、ベランダ越しにあいさつをするような人」と気さくな人柄に言及。「女優さんとは知らなかった」と驚いた様子だった。

 芦名さんは、10月スタートのテレビ朝日系「相棒 season19」に出演。放送開始を待つ状況だった。関係者によると、今後も映画やドラマの出演が決まっていた。また、この日発売された「週刊プレイボーイ」では、グラビアで入浴シーンを披露。仕事は順調そのものだった。

 ホリプロは同日夜、公式サイトで「訃報」として芦名さんの急逝を報告。把握している事実関係を記すとともに「こうしたご報告を差し上げることは大変辛く、悲しく、残念でなりません。大切な仲間の突然の訃報に接し、所属タレント・社員共に、今はまだ現実を受けとめることすら出来ない状態です」と、ショックの大きさをつづった。

 福島県郡山市出身の芦名さんは、02年にモデルとしてデビュー。06年以降は女優に専念し、ドラマ、映画を中心に活躍してきた。主な出演作は、NHK大河ドラマ「八重の桜」や「相棒」、「テセウスの船」など。今年1月公開の映画「AI崩壊」にも出演した。

 演技力を高く評価され、しっかりとキャリアを積み上げていた中での死。あまりにも突然に、実力派女優が生涯の幕を下ろした。

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