ＮＨＫは９日、来年の大河ドラマ「青天を衝け」で、物語序盤の舞台地となる埼玉県内でロケを行ったことを明かし、主演の吉沢亮らがコメントを発表した。

　吉沢は新一万円札の顔となる日本資本主義の父・渋沢栄一役。渋沢の故郷・埼玉でのロケに吉沢は「すごくのどかで、空気もきれいですてきな場所です」と感想を語り「（渋沢が）こういった場所で生まれ育ったことを考えると、穏やかな広い心を持った方だったのではないかと感じます」と、埼玉の空気を味方に、のびのびと渋沢を演じているようだ。

　栄一のいとこ・喜作役の高良健吾も「深谷市など北西部にはあまり来たことがなかったのですが、自然がたくさん残っていて、（撮影現場の）神社もすばらしい雰囲気で驚きました」と緑いっぱいの雰囲気に魅了された様子。

　栄一の妻となる千代役の橋本愛も、ロケを行った神社を気に入ったといい「ここにいると（千代が）子供の時からそうやって育ってきたんだろうな、という想像が膨らんできました」と役作りに大いに役立ったようだ。

　撮影は７月末から開始。