吉村知事 コメンテーターなら「大変」と言ってりゃいい…でも「僕には責任がある」

 大阪府の吉村洋文知事が19日午後6時すぎ、大阪府庁で会見。この日新たに新型コロナウイルス感染が判明した人数が187人と、東京の186人を抜き、全国で最多となったことについて、「1日単体の数に一喜一憂するのは違うと思ってます。7日間の平均を見ながら、どういう傾向にあるのか、分析していきたい」と語った。

 大阪府の19日の重症者数は60人。重症病床は188だが、コロナ専用病床ではなく、重症者数が急激に増えており、医療体制ひっ迫の懸念の声があがっている。

 吉村知事は「皆さん、『今すぐ使えるベッド(数)は?』とか『(ベッドが)埋まってだめじゃないか』って報道されるんですけど、(重症者用の)ベッド、ずっと空けとくわけにもいかないから」と説明。病床数が上限に近づいてくれば、「3次救急(重篤患者に対応する救急医療機関)を受け付けずに、コロナだけを受け付けることをやってもらう。これを医療崩壊という人がいるが、僕はこれを医療崩壊とは思ってません」とこれまで通りの考え方を示した。

 ワイドショーなどが、しきりに医療体制のひっ迫を伝えることに、「僕がコメンテーターの立場だったら、『一つ一つの病院大変です』っていうのは事実なんで、それだけ言ってりゃいいんですけど、僕は大阪の皆さん880万人に対して、知事の立場なんで、今どうなんだ、って責任がある。(ただ)一つ一つの病院、本当に大変だ、って分かります。余裕があるとは思ってない。一つ一つのベッド、厳しい中で、やられてる。それは認識あります」と語った。

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