吉村知事、東京に「重症病床の使用率」明示の勧め 「絶対数だけでは分からない」

 大阪府の吉村洋文知事(45)が23日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、東京都に対して、新型コロナウイルスに感染した重症患者の受け入れ可能な病床の使用率を明示することを勧めた。

 吉村知事は「東京は、重症病床の使用率がどうなのかを明記すべきじゃないかと思うんです。その街全体、エリア全体で『どのくらいの重症病者を受け入れる能力があって、今どのくらい埋まっているんです』っていうのがないと、絶対数だけ言われても分からない。地方のエリアに行けば(重症患者が)数人でもひっ迫する可能性がある。リアルタイムで公表するっていうのが非常に重要だと思っています」と力説した。

 東京都では、22日に新型コロナウイルスのモニタリング会議が開かれ、杏林大学の山口芳裕主任教授が「“東京の医療はひっ迫していない”というのは2つの観点から誤り」と発言していた。2つの観点とは「病床の拡大には2週間以上の時間が必要」「ベッドが確保されている数イコール患者を入院させられる数ではない」というもの。吉村知事は「ベッドの確保数が入院可能な数ではないというのは大阪でもかなり議論した。役所の方で『ベッドを確保します。要請します』という数と入院可能なベッドの数って違うんです。受け入れてくれる病院がどれだけあるかをいかに正確に把握するか、ベッドがあってもお医者さんが対応できる力がないと(入院させることが)できませんので」と説明。「絶対数より率が大事と思ってます」と重ねて強調した。

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