WBC カナダ代表が大金星ならず敗退 5点差縮め七回に一打同点絶好機も まさかの無得点→反撃の炎がついえる ベンチで選手達はぼうぜんも指揮官「胸を張れ」「下を向く必要はない」

3回途中、降板するソロカ(中央)=提供・共同通信社
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 「WBC・準々決勝、カナダ代表3-5米国代表」(13日、ヒューストン)

 初の決勝トーナメント進出を果たしたカナダ代表が優勝候補の米国に惜敗。惜しくも大金星は逃したが、あきらめない反撃姿勢にスタンドから大きな拍手が送られた。

 序盤に1次ラウンドで防御率1・50と出場国全体2位の投手陣が米国打線につかまった。初回にジャッジの二塁打からピンチを広げ、一ゴロ間に先制点を失うと、三回に失策から2点を奪われた。六回にも2点を追加され雲行きが怪しくなった中、打線が目覚めた。

 5回まで米国代表・ウェブの前に散発4安打と沈黙していたが1死からケイシーが四球で出塁すると、2死後にブラックの中前適時打で1点をかえし、反撃ののろしをあげた。

 そしてネイラーが代わったスパイアーが投じた内角低めのスライダーを完璧にとらえ、右翼席へたたき込んだ。一気に2点差へと縮まり、沈んでいたカナダベンチも息を吹き返した。

 そして七回は無死二、三塁と一打同点の絶好機を作ったが、前打席で2ランのネイラーが三飛に倒れた。さらに3番のオニール、4番のケイシーが連続三振に終わり痛恨の無得点。それでも九回に先頭の出塁を許すも次打者を併殺に仕留めるなど、追加点を許さなかった。

 緊迫した展開で勝負を九回裏へ持ち込むも、最後は米国のリリーフ陣に封じ込まれた。それでも優勝候補の米国に大善戦したカナダ。ゲームセットの瞬間、選手達はベンチに座ったまま呆然とグラウンドを見つめた。うつむきうなだれる選手もいた。

 カナダ代表は過去の大会ですべて1次リーグで敗退しており、今回が初の決勝トーナメント進出だった。ウィット監督は試合後「チャンスはあったが、決定打が出なかった。そのチャンスをものにするかどうかで、勝つか負けるかが決まる」と語った。そして「これは次につながるステップ。カナダの選手たちがこの大会を見て、野球の盛り上がりを感じてくれたら」とコメントした。選手達には「胸を張れ。下を向く必要はない」と語りかけたことを明かした。

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