内田樹氏 民放の将来を悲観…新しいネットメディアを支援者が直接サポート
神戸女学院大学名誉教授で思想家の内田樹氏が15日、ツイッターに新規投稿。民放の将来について、「広告代理店のメディア支配の終焉と共に終わるような気がします」との見解を示した。
内田氏は、新しいネットメディア「Choose Life Project」がクラウドファンディングで「開始からわずか5日で、目標額の2倍を超える1600万円あまりのご支援を2180人の方からいただきました」との投稿を引用。
「CLPはこれからのロールモデルになると思います。良質のコンテンツを無料で配信して、そのサービスの継続を願う人たちが財政的にサポートする。市場を介さないやり方ですけれど、一番確かだと思います。ミシマ社もタルマーリーもその活動の継続を求めるクライアントに直接サポートされています」と投稿。
続けて「民放は広告代理店のメディア支配の終焉と共に終わるような気がします」と民放の将来について記した。「人々が求めているものを『提供する側』が決定できればたしかに費用対効果に無駄がありません。『欲しいのはこれでしょ?』と投げ与えられればぼんやり頷く人も多い。でも、それはもうメディアじゃない」と投稿した。