俳優の北村有起哉（４６）が９日、東京・新国立劇場で、舞台「願いが叶うぐつぐつカクテル」（２６日まで）の初日を迎えた。共演のあめくみちこ（５６）と会見し、久々に舞台に立つ喜びを語った。

　新型コロナウイルスの影響で２月２８日から公演中止となっていた同所が４カ月半ぶりに再開。客席を当初の５０％の動員に当たる１６５席に限定するほか、上演中もキャスト全員がフェースガード着用など、万全な感染予防対策が採られた。

　久々の舞台に挑む北村は「どんな形であれ（演劇を）見たい方がいると思う。知恵を絞って舞台に臨めて光栄です」と大喜び。この日も都内では２２４人の新規感染者が確認されたが、「お客さんにも（舞台を鑑賞したいという）強い気持ちがあるので、温かく迎えたいです」と演者側として思いを語った。

　コロナの影響で演出が大きく変わるなど対応を迫られたが、北村は「（マスクをしての芝居は）慣れましたね！」と余裕の表情。衣装に合わせた金色のフェースガード姿のあめくも「あごに両面テープを貼っていますのでずれません。あごは化粧していないんですよ」とコロナ禍での演出に順応していた。