タレントのラサール石井が５日、ツイッターに新規投稿。大阪府の吉村洋文知事が麻生太郎財務相の発言に対して投稿したツイートに異議を唱えた。

　麻生大臣は、日本の新型コロナウイルスによる死者が欧米諸国と比べて少ないことに関して事後検証が必要としたうえで、「（海外の人に）国民の民度のレベルが違うと言うとみんな黙る」と発言し、野党から批判の声があがるなど、物議を醸していると報じられている。

　これを取り上げた吉村知事はツイッターに「『物議』でなく、『分析』して欲しい」と投稿。「感染が爆発拡大した欧米諸国やブラジルの日本大使館を通じて、現地の日本人、日系人、アジア系の人達と、それ以外の人達とで、感染率や致死率に明確な差異があるのかどうか。ファクターＸの一つとなりうる」と指摘した。

　これに対し、石井は「『分析』するのは科学者でマスコミではない。もうすでに様々な医学機関でやってる筈ですよ」とツイート。「大使館が他国の人種別感染の数字を把握できるものですか。ましてや『分析』などできっこない」と論じ、「たとえ東アジアの人間が感染しにくい何かがあっても、それは遺伝子や生活様式の差であって民族の優劣じゃない」と投稿した。