女優の松岡茉優が３日、ＮＨＫの「あさイチ」にゲスト出演した。番組では、ヒロインを務めた映画「劇場」について「直球の恋愛映画が初めてだったんです。同い年の山崎賢人君が共演で、（恋愛以外の）もう一つ良いなと思うところが、夢ってものに向かっていく若者の物語でもあるところ。わたしが演じた沙希ちゃんも女優になりたいっていう夢があって、永田（山崎）は自分の劇団を成功させたい思いがあって。若い２人が東京っていう街で夢に向かってもがいていく姿がとても痛ましくも切ない、でもどこか身に覚えのある話になっている。その２人が７年間葛藤しつつも一緒に居続けた話です」と思い入れたっぷりに説明した。

　ＭＣの博多華丸も「思い当たる節はなきにしもあらず」と夢のために恋人を振り回してしまう永田に共感した様子。相方の大吉も「根本的には一緒なのかなぁ」と振り返った。

　「劇場」でスタジオはひとしきり盛り上がったが、実はほぼ同じタイミングで、コロナウイルス感染拡大防止の観点から同作が公開延期の方針であることが公式ホームページ上で発表されていた。当初の公開は１７日に予定されており、プロモーションとしては絶好のタイミング…のはずだった。松岡は番組のエンディングまで、１時間４０分奮闘したが“空砲”となってしまった。