人気漫才師のトミーズ雅（６０）が２１日、毎日放送のレギュラー番組「せやねん！」に病院から電話出演し、大腸がんの手術を受けたことを報告。１７日に１４時間半にわたる手術で、大腸を５５センチ切除し、肛門とつなぎ「生還しました！」と明るい声で語った。その一方で、相方の健は、当初がんに罹患したのが雅の妻だと勘違いし、１週間以上ちぐはぐとした対応だったことも明かした。

　「健はホント最低です」と雅。がんと診断された２月２５日にすぐに「健ちゃん、俺、がんやねん」と報告。だがこれを健はなぜか「雅の妻ががん」と勘違い。雅は１週間後に、転移が無いことが判明し、そこでもすぐに連絡した。するとそこで返ってきたのが「よかったな、奥さん大事にしたってな」という耳を疑う言葉だった。雅は病院内にもかかわらず大声で「俺や～！どつくぞ」と叫んだという。

　健は「奥さんのことを何で俺にしょっちゅう連絡するんやろ。劇場も番組も休ませてもらうわって…愛妻家やからな、よっぽどショックやったんや」と納得していたという。これには雅も「お前どういうことやねん」とふんまんやるかたない様子。「愛妻家やからやん」という勘違いの原因を告げられても「うるさいっ」と再び電話越しで怒鳴り、スタジオ内の笑いを誘っていた。