小沢氏が危惧「総理の下僕は定年延長&政権に都合の悪い公務員は辞めさせていく」

 国民民主党の小沢一郎衆院議員が9日、公式ツイッターに新規投稿。政府が、黒川弘務東京高検検事長の定年延長を閣議決定したことが物議を醸していることを受け、「総理の下僕は定年延長、都合の悪い公務員は辞めさせていく」と危惧した。

 小沢氏は「もはや検察官人事だけの問題ではない。総理の下僕として不正や隠蔽、改竄を率先してやる国家公務員だけ定年を延長させ、政権に都合の悪い、正義感の強い公務員はどんどん辞めさせていく。一体どんな政府に、どんな国になるだろう」と嘆いた。

 その上で、同氏は「国民は自分達にそのまま跳ね返って来ることを、まず自覚すべきである」と訴えた。

 今回の閣議決定を受け、立憲民主党などの野党からの批判だけでなく、自民党内でも疑問視する声がある。6日の自民党総務会では「官邸の人事介入」「三権分立を脅かす」「大半の国民はおかしいと思っている」といった批判が続き、定年延長を盛り込んだ検察庁法改正案の了承を見送った。10日に再び審議されることになる。

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