中居 会見場で取材陣を出迎えた思い「お呼びしたのに何で最後に」…おごらない姿

会見の前に「フラッシュの点滅にご注意ください」と書かれたボードを手にする中居正広=都内(撮影・堀内翔)
ジャニーズ事務所を退所、独立について語る中居正広=都内(撮影・堀内翔)
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 元SMAPの中居正広(47)が21日、東京・六本木のテレビ朝日で会見を開き、3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所することを明らかにした。退所の理由については、16年のSMAP解散後に次のステップに向けて意欲がわかず、「環境を変えないといけないと思った」と胸の内を明かした。中居は開始時刻の約30分前に会場に待機し、カメラマンや記者を出迎えるという前代未聞の会見。そこには、おごらない、中居の性格がにじんでいた。

 会見は午後4時から。しかし、3時40分ごろ、カメラマンが会見場に案内された時点で、中居は「どうも~」などと入口近くで出迎え出迎えるように会場にいた。異例の展開に驚いたカメラマンが慌てて一斉にシャッターを切ると、マイクを手に「まだ始まってない。撮らないで~」と笑わせた。さらに、会見用のテーブルの下にしのばせておいた『フラッシュの点滅にご注意ください』とマジックで手書きした自作の白いボードを掲げ、にやり。「ここは使わないで下さいね」「何で撮るんですか」と困惑した演技で、またまた笑わせた。

 そもそも、単独での記者会見は、囲み取材などを除き、中居にとってはほぼ初めて。会見前の会場で「(会見場に入ったら)どうしたらいいんですかね?」「どうやって(会見を)始めたらいいんですかね?」と取材陣に逆質問する姿もあった。

 会見中には、「いつも思ってたんですよ。記者会見って、人が集まってて、バシャバシャ(シャッターを切る音)ってなるじゃないですか。僕は(会見場に)最初からいた方がいいと思ってたんですよ。(記者の皆さんを)お呼びしたのに、何で(本人が)最後に出てくるんですか。暗黙の了解なんですか?僕もこんな(会見の)経験ないんですけど、暗黙の了解がある」と常日頃から、会見する本人が、全ての舞台が整った後で、一番最後に会見場に登場することに疑問を抱いていたことを打ち明けた。

 会見の中で、しんみりしたのは、ファンへの思いを聞かれ、「感謝というより、陳謝。申し訳ない」と口にした時。それ以外は、自分の本当の気持ちを隠すように、いつもの全方位への気配りを忘れず、中居らしく、テンポよく、笑いに包んだ。取材陣を出迎えた時から始まった、約2時間の“中居劇場”だった。

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