槇原容疑者の関連ソング 軒並みチャート上位浮上 配信&出荷停止の可能性で駆け込み

 シンガー・ソングライターの槇原敬之容疑者(50)が、覚せい剤取締法違反(所持)と医薬品医療機器法違反(所持)の疑いで逮捕され、一夜が明けた14日、槇原容疑者の作品を取り扱うメーカー各社は、協議を重ねるなど対応に追われた。CDの出荷停止や回収、デジタル配信停止が検討されているが、決定には至らず、配信チャートでは槇原容疑者の関連ソングが上位に浮上。槇原容疑者は同日朝、送検された。

 21年ぶり2度目の逮捕の衝撃は広がるばかりだ。槇原容疑者が過去に所属していたことのあるメーカー各社は、協議を進めるも具体的な方針は決まらず、関係者は「捜査の進ちょくを見て、判断することになります」と説明した。3月4日にセルフカバー盤「Bespoke」、夏にベスト盤とアルバム2作の発売が予定されているが、これらについても同様だという。

 昨年3月、テクノユニット「電気グルーヴ」のピエール瀧(52)が麻薬取締法違反で逮捕された際には、逮捕翌日に所属レコード会社が、出荷停止と在庫の回収、配信停止を発表。瀧のケースでは容疑を認めていたことで早急な決断となった。ただ、槇原容疑者の所属事務所はこの日、公式サイトで謝罪コメントを発表したものの、槇原容疑者本人の認否が明らかになっていないため、メーカー側は対応に苦慮している。

 近日中にも配信が停止となる可能性がある中で、皮肉な“駆け込み需要”が発生。音楽チャートでは槇原容疑者の楽曲や提供作品が軒並み上位に名を連ねた。リアルタイムで順位が変動する「iTunesランキング」のアルバム部門では、CDとして1997年5月にリリースされた初のベスト盤「SMILING~THE BEST OF NORIYUKI MAKIHARA~」が、14日未明から1位につけた。

 「レコチョク ランキングデイリー」アルバム部門でも「SMILING-」は2位。トップ20までに5作がランクインした。同シングル部門では「どんなときも。」やSMAPの「世界に一つだけの花」も上昇するなど、槇原容疑者が生んだ名曲たちを、ファンは見捨てていないことが証明される形となった。

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