液体のりのヤマト社、HPで注意呼びかけ がん放射線治療に効果報道で「誤った使用は…」
ノリや文具を製造、販売するヤマト株式会社は23日、同社の液体のりの主成分ががん治療に効果があるなどと報じられたことについて「一般消費者の方の本来の目的以外の誤ったご使用はおやめくださいますようお願い致します」とHPで呼びかけた。
東京工業大の研究で、液体のりの主成分であるPVAにより、がん放射線治療の「中性子捕捉療法」の効果が大幅に向上することなどが発表されたばかり。誰でもすぐに手に入る液体のりの驚きの効果に、各メディアも大きく取り上げた。
このニュースに、液体のり「アラビックヤマト」を製造、販売するヤマトは同社のHPで「当社としましては、2019年5月の話題同様、またもこのような医療分野への可能性が液体のりの主成分PVAにあることに大変驚いているとともに、明るいニュースに大変喜ばしい限りであります」と、今回のニュースを歓迎した。
だがネットでは「この記事を読んでヤマトのりを食する患者が出るかもしれない」「ヤマトのり飲もうとするやついるわけねーだろ!と思うけど、いるんだよな」など、口にする人がいるのでは?と心配する声もあったことから、ヤマトでは「尚、当社商品におきましては、一般消費者の方の本来の目的以外の誤ったご使用はおやめくださいますようお願いいたします」と注意を呼びかけている。