YOSHIKI KISSは恩人、コラボで紅白出演「生きていればいいことがある」

KISSのメンバーと一緒にXポーズを決めるYOSHIKI(中央)=東京都渋谷区のNHK(撮影・出月俊成)
KISSのメンバーに挟まれて、舌出しポーズをするYOSHIKI(中央)=東京都渋谷区のNHK(撮影・出月俊成)
KISSのメンバーとハグを交わすYOSHIKI(右)=東京都渋谷区のNHK(撮影・出月俊成)
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 X JAPANのYOSHIKIが15日、東京・NHKで会見し、大みそかのNHK紅白歌合戦に、米ロックバンド・KISSとのコラボユニット「YOSHIKI feat.KISS〈YOSHIKISS〉」として出場することを発表した。特別企画枠での出場となる。

 YOSHIKIは1994年、トリビュートアルバム「KISS MY ASS」に参加し、KISSとの親交が深まった。また、クラシックピアノを中心に習っていた幼少時に、父親を亡くして「生死をさまようほど生きる力をなくしていた」際、KISSの音楽でロックに触れ、プロのミュージシャンへの道を歩んだことも明かした。

 紅白の舞台で“恩人”と共演することに、YOSHIKIは「生きていれば、いいことがあるんだなと。生きてて良かった」と感無量の表情。演出について問われると、「僕はサプライズの塊なので…」といたずらっぽく笑いつつ、“ゴジラ退治”の演出を見せた2016年の紅白を引き合いに出し、「やるからには、ゴジラを倒した以上のインパクトのすごいステージを繰り広げさせていただきたいと思います」と意欲を見せた。

 KISSのベース、ジーン・シモンズ(70)は「YOSHIKIは将来、日本を代表する大使になるだろう。日本のいいところを世界中に広げている」と感服。ボーカルのポール・スタンレー(67)も「彼はロックミュージシャンというだけでなく、日本に貢献している、社会的に影響のある方」とYOSHIKIへのリスペクトを示した。

 YOSHIKIは紅白には、2015年から4年連続で出場。昨年はHYDEとサラ・ブライトマンをそれぞれパートナーに、紅白両組でのステージを経験した。今年は、11月14日の紅白出演者発表には名前がなく、翌15日に行われた映画のイベントでは、紅白へのサプライズ登場を否定していた。

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