急死の梅宮辰夫さん 「食いしん坊!万才」、「辰ちゃん漬」や焼き肉、コロッケ店展開

 映画「不良番長」シリーズや「仁義なき戦い」シリーズなどで人気を博した俳優の梅宮辰夫(うめみや・たつお)さんが12日午前7時40分、神奈川県真鶴町の病院で慢性腎不全のため死去した。81歳。妻のクラウディアさん(75)、娘でタレントの梅宮アンナ(47)に最期をみとられた。

 多趣味として知られた梅宮さんだが、特に料理は玄人はだしの腕前だった。1974年に初めてがんを患ったことをきっかけに、健康を意識して料理に本格的に取り組むようになり、アンナの幼少期には、学校へ持っていく弁当を毎日のように手作りしていた。自宅には家族の冷蔵庫とは別に、梅宮さん専用の冷蔵庫があったという。

 フジテレビ系「食いしん坊!万才」では85年から2年間、6代目リポーターを担当した。94年には同局の人気番組「料理の鉄人」で、“和の鉄人”道場六三郎氏と対戦。敗れはしたものの、視聴者にインパクトを残す名勝負となった。「辰ちゃん漬」で知られる「梅宮辰夫漬物本舗」を始め、焼き肉店やコロッケ店を事業展開。料理本も数多く執筆し、最近はおせち料理のプロデュースも手掛けていた。

 7歳の頃に始めたという釣りも大好きで、盟友の松方弘樹さんとはハワイなど海外まで出向くほどだった。仕事だけではなく、プライベートも充実させて、人生を謳歌(おうか)していた。

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