梅宮さん、病魔と闘い力尽きる 肺がん、前立腺がん、尿管がん…家族が支える
映画「不良番長」シリーズや「仁義なき戦い」シリーズなどで人気を博し、「辰兄(たつにい)」「辰ちゃん」の愛称で親しまれた俳優の梅宮辰夫(うめみや・たつお)さんが12日午前7時40分、慢性腎不全のため死去した。81歳だった。
梅宮さんは若い頃から病魔と闘い続けた人生だった。35歳の時に睾丸腫瘍(精巣がん)を患い、左の肺に転移し肺がんと診断された。治療し寛解したものの、09年には初期の胃がん、16年には初期の十二指腸乳頭がんを発症。この時はアンナが会見し、「俺は元気だ、大騒ぎしないでくれ」との伝言を伝えた。
18年9月に前立腺がんを、19年1月に尿管がんを公表している。尿管がんの手術では腎臓も摘出しており、術後は人工透析を受けることとなった。アンナはこのときもインスタグラムで梅宮さんの現状について「(人工透析は)週3回、一度に4時間。体力的にも精神的にも大変ですが、家族共々協力をして日々生活をしていきます」と決意をつづっていた。