草笛光子 世間の評価も「いい所見せようなんて思わない」
女優の草笛光子(86)が4日、都内で行われた「令和元年度(第48回)ゆうもあ大賞」の表彰式に出席した。草笛は1950年に松竹歌劇団入団以来、芸能界の一線で活躍。最近は髪の色を染めないスタイルと何にも臆さない仕事ぶりが話題となっている。
シックなワインレッドのドレスに身を包んだ草笛は「ユーモアとか面白いとかは、あこがれていた言葉。私もそう言われたいと思っていたので(受賞には)びっくりしました」と心境を吐露した。草笛は最近の仕事ぶりを「タガが外れているような感じで…。いい所も見せようなんて思わないし、何をやっても平気」と自己分析。「死んだ後に“あの女優はわがままだったけれど、面白かった”と言われたい」と願望を述べた。
同賞を主催するゆうもあくらぶの山東昭子会長(77)=参議院議長=はかつて芸能界で活躍しており、草笛はその大先輩にあたるだけに、冒頭のあいさつで「私はローティーンから芸能界で歌って踊ってしゃべっていました。あこがれの人は迷うことなくこの人と答えていました。きょうお目にかかれます」とコメントした。
草笛とともに同賞を受賞したタレントの古舘伊知郎(64)は通っていた四谷の美容院が草笛と同じだったと明かし「自分の楽屋のように髪をセットされていた。こういう所でも女優だと思いました。草笛さんは顔面偏差値がずっと変わらない」と古舘流に称賛。同じく笹野高史(71)も「若い人たちに愛されています」と草笛の魅力を強調した。
