NHK ノーモア沢尻容疑者“身体検査”強化 大河3年連続不祥事交代に危機感

 NHKは20日、東京・渋谷区の同局で、定例総局長会見を実施した。木田幸紀放送総局長は、来年1月5日スタートの大河ドラマ「麒麟がくる」に、後に織田信長の妻となる帰蝶役での出演が決まっていた女優・沢尻エリカ容疑者(33)が、16日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことに言及。今後は、大河ドラマなどに出演する俳優に対する“身体検査”を強化する考えを明かした。

 木田総局長は沢尻逮捕の影響について「大変遺憾であると思っております」としつつ、「国内基準として、犯罪行為や、医療以外の目的で麻薬などは容認できないというスタンス。受信料で成り立っているNHKとしましては、反社会的な行為については容認できない」と断じた。

 大河ドラマでは、現在放送中の「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演したピエール瀧(52)が3月に麻薬取締法違反で逮捕され、有罪判決を受け降板。昨年度の「西郷どん」でも、女優の斉藤由貴(53)が不倫発覚で出演を辞退した。沢尻も降板となれば、3年連続のキャスト変更となる。

 この異常事態に木田総局長は、事前に身辺調査を行っていることを説明。その上で「こういうことが起こると、さらに対応を検討していくことが必要」と、さらに事前の対策を強める考えを示した。

 「麒麟がくる」の撮影は今年6月にスタート。第1回から登場する沢尻についても「かなり(撮影は)進んでいる」という。今後は代役起用が濃厚だが、木田総局長は「警察の捜査を見ながら、取り急ぎ検討を進めている」と話すにとどめた。

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