小林幸子 失明寸前だった 網膜はく離で緊急手術「タピオカくらいの影が…」

 歌手の小林幸子(65)が10日、新潟・長岡市の山古志地域にある「小林幸子田」で毎年恒例の脱穀を行い、先月24日に網膜はく離による緊急手術を受けていたことを明かした。医師からは「失明の可能性もあった」と診断されたが、手術は成功し、経過は良好。術後も仕事を続けており、1つもキャンセルすることなく“危機”を乗り越えた。

 芸能生活55周年の“ラスボス”が、突然の大ピンチを迎えていた。先月18日、右目に飛蚊症のような症状が出て違和感を覚えたが、19日、20日も予定通りコンサート等を実施。だが21日に「タピオカくらいの影がたくさん出てきた」と突然、症状が悪化。都内の病院で診察を受け、網膜はく離と診断された。

 医師から「手遅れになります。失明しますよ」と警告され、24日に緊急手術。広く用いられる、硝子体腔内にガスを注入する術式は、術後1カ月ほど飛行機に乗れなくなるため、シリコンオイルを使用する手術方法を選択し、1時間半で終了した。

 術後はうつぶせで丸1日過ごし、「すっごいしんどかった」という。2泊3日の入院後、29日には佐賀で行う生放送へ飛行機で移動。55年間一度も仕事の穴をあけたことがなかっただけに、「しがみついてでも仕事をやる」と意気込み、キャンセルすることなくファンの前に立ち続けた。

 手術から2週間以上が過ぎ、経過は良好。だが、一時的ながら右目の視力は1・0から0・07まで落ちており、「客席に降りたりするのがおっかない」と不安も。また、光が当たるとまぶしさを感じるため「太陽やピン(スポット)が当たったりするとちょっと…」と明かした。

 症状が安定するまでは点眼薬を使用し、今後も経過観察で何度か通院する。デビュー以来、健康体で大きな病気をしたことがなく、入院も初体験だっただけに、「びっくりした。目の病気って怖い」とホッとした表情を見せていた。

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