台風19号が接近 ラグビーW杯やコンサートなど続々中止が決定

 大型で猛烈な台風19号が12~13日に非常に強い勢力を維持して西日本から東日本に接近、上陸する見通しとあり、ラグビーW杯やロックコンサートなどさまざまなイベントの中止が10日、決まった。

 ラグビー国際統括団体のワールドラグビー(WR)とW杯組織委員会が東京都内で会見し、12日のニュージーランド-イタリア戦(豊田)、イングランド-フランス(日産)の2試合の中止を発表。引き分け扱いとなり、両チームに勝ち点2が与えられる。W杯の中止は史上初めて。ニュージーランド戦に勝てば初の8強進出の可能性があったイタリアは、中止により戦わずして1次リーグ敗退が決まった。

 テレビ朝日は、12日に千葉幕張メッセで開催を予定していた「関ジャムFES」を中止にすると発表。同局は、「台風19号の影響に伴い、お客様の安全を第一に考慮し、中止させていただくことになりました」と中止を明らかに。

 歌手・矢沢永吉が12日に東京・日比谷野外音楽堂で開催予定だった「THE STAR IN HIBIYA 2019」も台風19号の影響を鑑みて中止に。

 女優の優希美青(20)が主演する映画「WALKING MAN」の公開記念舞台あいさつも中止が決定。

 千葉の幕張メッセとbay fmが主催する音楽イベント「30th ANNIVERSARY SPCIAL THANKS PARTY」は13日のイベントを中止すると発表した。

 JR東日本は12日から13日にかけ、首都圏全域で大規模な計画運休に踏み切る可能性があると明らかにしている。

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