ジャニーズＪｒ．の単独公演「ジャニーズＪｒ．　８・８　祭り～東京ドームから始まる～」が８日、東京ドームで行われ、Ｊｒ．内のユニット「Ｓｎｏｗ　Ｍａｎ」と「ＳｉｘＴＯＮＥＳ」が、２０２０年の同じ日にデビューすることが発表された。デビュー組は昨年５月のＫｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ以来２年ぶりで、２組同時デビューはジャニーズ史上初。７月９日に亡くなったジャニー喜多川社長が、倒れる２日前にデビューを決定していたことも明かされた。

　Ｓｎｏｗ　Ｍａｎがエイベックスから、ＳｉｘＴＯＮＥＳがソニー・ミュージックから、同日ＣＤデビューとなる。

　２組は公演後、報道陣の取材に応じた。Ｓｎｏｗ　Ｍａｎの岩本照（２６）は「やっぱりうれしい気持ちがあったんですけど、これまでＳｉｘＴＯＮＥＳと切磋琢磨していろんなことを経験させてもらったからか、身が引き締まる、これから戦いが始まるなという気持ちが強かったです」と気合の込もった表情でハツラツと話した。

　ＳｉｘＴＯＮＥＳのジェシー（２３）は、今回のデビューを「ジャニーさんの病室で滝沢君からきました」と明かした。ジャニーさんがくも膜下出血で倒れる２日前の６月１６日にデビューを決定しており、６月２８日、病室を見舞った際、滝沢秀明氏（３７）の口からデビューが伝えられたという。ジェシーは「ジャニーさんは世界を見ていた方だったので、世界を目指したい」と恩師の遺志を継ぐことを誓った。

　滝沢氏は今年１月、Ｊｒ．に特化した育成、人材発掘などを行う「ジャニーズアイランド」の社長に就任。ジャニーさんの遺志を継ぎ、早速、Ｊｒ．の大型プロデュースに乗り出すことになる。

　Ｓｎｏｗ　Ｍａｎは２０１２年に結成。岩本をはじめ、ラウール（１６）らの９人組。１３歳でジャニーズに入った岩本は、キンプリら後輩がデビューする姿を見ながら、「後輩に先にデビューされた時は悔しかった」（※デイリースポーツのインタビューより）と反骨心を胸に努力を重ねた。今やジャニーズＪｒ．のリーダー的存在だ。

　ＳｉｘＴＯＮＥＳ（※読み、ストーンズ）は、ジェシー、俳優・京本政樹（６０）の長男・京本大我（２４）ら６人組で、１５年結成。ジャニーズ史上初めて、メンバー自らが命名したユニットとしても注目を集めている。ジャニーさんは生前、「子供が子供の名前をつける時代を与えてあげないと」と期待を口にしていた。

　Ｊｒ．の単独公演は、滝沢氏がＪｒ．時代の２０００年以来１９年ぶりの開催。ほかにＨｉＨｉ　Ｊｅｔｓ、なにわ男子など１１ユニットを含む東西ジャニーズＪｒ．３３０人が参加した。