立民・元モー娘。市井紗耶香氏はタトゥー質問に答えず 消さないまま選挙戦

 左耳裏のタトゥーを残したまま選挙戦に臨む市井紗耶香氏
 雨の中、声援に笑顔で手を振る元モーニング娘。の市井紗耶香氏=新宿駅前
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 第25回参院選が4日公示され、改選124議席に選挙区215人(改選数74)、比例155人(同50)の計370人が立候補を届け出た。投票は21日に行われ、即日開票される。

 立憲民主党から比例代表で立候補した元モーニング娘。の市井紗耶香氏(35)は、同党の枝野幸男代表(55)らとともに東京・新宿駅前で第一声。左耳の裏に入っているタトゥーは消さないままだった。

 降りしきる雨の中、市井氏は「政治の世界に子育ての当事者が少なすぎる!」と、従来の主張である子育て支援の充実を訴えた。

 1998年に14歳でモーニング娘。入りして21年目で迎える新たな挑戦。「誰かが声を上げてくれるのを待つのではなく、自分自身が一歩勇気を出して踏み出してみようと」と、雨にもひるまず熱弁をふるった。

 演説終了後、第一声の感想を問われると「緊張しましたが、自分の言葉は伝えられた」とニッコリ。初体験となる選挙戦のスタートを迎え「自分の言葉で思いを伝えていきたい」と心境を口にした。自身のタトゥーに対する質問には、答えなかった。

  立憲民主党の手塚仁雄衆院議員は「(タトゥーを入れたのは)若いころの話だし、本人もそれを出そうとも隠そうともしていない。党としては、タトゥーが入っているから認めない、というようなことはなく、特に問題ない」とした。

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