フジ「GTO」コンプラ厳しい令和になぜ復活 プロデューサー永富康太郎氏明かす「大きかった反町さんの言葉」リバイバル反響きっかけ
俳優の反町隆史が主演するカンテレ制作のフジテレビ系学園ドラマ「GTO」(月曜、後10・00)が20日に始まった。連ドラとしては28年ぶりのカムバックで、生徒役にはスター候補生たちが名を連ねる。ドラマのオープニングでは、壁をハンマーで破壊し、生徒を屋上から落とそうとする前シリーズの鬼塚が映る。コンプライアンスが厳しくなった令和に「GTO」はなぜ復活したのか-。プロデューサーの永富康太郎氏に舞台裏を聞いた。
四半世紀以上ぶりに反町鬼塚が復活したのは、2年前に放送された「-リバイバル」の反響がきっかけだった。反町のもとに親子3代で視聴している写真が届いたといい、永富氏は「配信が主になっている中でこれだけテレビの前に張り付かせる力があると、改めて反町さんが実感し、旗振りをしてくださった。反町さんが声を上げてくださったのが大きなきっかけでした」と説明する。
今作では原作漫画で描かれていない50代の鬼塚が暴れる。初回では松嶋菜々子演じる妻のあずさが「教頭の年齢」と突き放すシーンもあった。年齢を重ね、時代が変わっても、大事にしたのは「鬼塚の本質」だという。
「時代に迎合して大人しくなるかというと変わらない。年齢を重ねることで手法が変わるとは思うんですけど、鬼塚の本質はぶれないようにしようと話し合いました。そこは安心してほしいです。鬼塚って読めないし、型破り。遊川さんが予想外の脚本を書いてきて、我々も裏切られながら作っていっています」
生徒役には、知名度を優先して俳優と役の年齢を乖離(かいり)させることなく、実際の高校生世代を抜てきした。
「腹を決めて現役の高校生の方、次世代の役者さんに賭けてみたいと、厳しい年齢制限を設け、厳しい選考を3カ月くらかけてやりました」
中島監督の意向もあり「洗練された人気者との芝居というよりは、現役の高校生世代が鬼塚とぶつかる姿を見せた方が結果いいものになるんじゃないか」と伸び代や可能性を信じてキャスティングした。
「この『GTO』が代表作になるようなフレッシュな方と一緒に26年版を作りたいと思いました。インまでのレッスン期間を含め、一緒に作品を作っていく挑戦でした」
柱となるテーマは「グレートティーチャーとは何か」。「それを探す旅が11話かけて描かれます。それが見つかるのか見つからないのかが大きな縦軸です」。グレートな問いに思いが広がる。
