「いだてん」にまた「あまちゃん」ファミリー 当たらない占い師役に薬師丸ひろ子

 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(総合、日曜 後8・00)の新出演者が17日、同局から発表され、東京・渋谷区で会見が行われた。日本にオリンピックを呼んだ男・田畑政治(阿部サダヲ=49)が主人公の6月スタートの第2部で、田畑たちの行きつけのバー「ローズ」のママのマリー役で、女優・薬師丸ひろ子(54)が大河初出演する。“当たらない占い師”というコミカルな役どころで、同ドラマと同じく宮藤官九郎氏(48)が脚本を手掛けた13年放送の朝の連続テレビ小説「あまちゃん」出演陣が、また1人加わった。

 低視聴率にあえぐ大河に、新たな“あまちゃんファミリー”が、刺客として加わった。

 薬師丸演じるマリーは、架空の人物。新聞社の政治記者と水泳指導者の二刀流で東京オリンピック招致に突き進む田畑が、行きつけとなるバーで、接客より占いに没頭するママ。何かにつけて未来を占おうとするマリーは、いつも結果が逆に出てしまうという愛きょうたっぷりの役柄だ。

 「あまちゃん」では、実は歌が下手な大物女優・鈴鹿ひろ美役で人気を博した薬師丸だが、大河でも、笑いのスパイスを加えるキャラクターとして殴り込みをかける。

 同作にはこれまでも小泉今日子(53)や橋本愛(23)ら、“あまちゃんファミリー”が多数キャストに名を連ねた。この日、薬師丸のほかに、俳優・塩見三省(71)も、第29代内閣総理大臣・犬養毅役で出演が発表された。

 現在、13週連続で視聴率が2桁に届かず苦戦を強いられている「いだてん」。薬師丸の起用について、同局の訓覇圭制作統括(52)は「あまちゃんに関係なく、当たらない占いをする、面白く可愛らしい方」と説明したが、コミカル路線で起死回生策を狙う。

 同制作統括によると、実在の田畑は「30歳で亡くなる」という占いを自身の中で気にしており、“占い師”というモチーフはどうしても取り入れたかったというが、新キャストの陣容も、クドカン・ワールドをブレずに貫いていると言っていい。

 薬師丸は「田畑さん(阿部)からババア、ババアと言われています」とあっけらかん。「お互いプロレスでもするように格闘して、汗だくになってます」と、阿部とのユーモラスなやり取りを全力でこなしている様子を明かした。

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