最年少棋士の藤井聡太七段(16)が14日、師匠の杉本昌隆八段(50)らと、名古屋市の松坂屋名古屋店で行われた小中学生向けの将棋講座に、講師として参加した。約100人が真剣な表情で聞き入った。
藤井七段は「勝負は目の前の一手に集中することが大事。負けは失敗ではなく次に生かせばいい」と語った。杉本八段は藤井七段を「負けず嫌いで小学生のときは負けたら泣いていたが、切り替えも早かった」と評した。初代竜王島朗九段(56)は難易度の高い詰め将棋を解説した。
名古屋市の小学5年生沖崎希君(10)は「藤井七段の負けたときの気持ちの持ち方が参考になった」と笑顔で話した。