AKB総監督対談(4)坂道グループに対するアドバンテージはメガヒット曲の存在

 日本一のアイドルとして君臨するAKB48グループが今春、大きな変革期を迎える。グループを統括する総監督が、2代目の横山由依(26)から、3代目の向井地美音(21)に引き継がれる。2015年12月から3年あまり、激動の中でAKBグループを牽引した横山と、新たなライバルとの戦いも含め、新時代を築いていく向井地が、このほどデイリースポーツの単独インタビューに応じ、個人として、そしてグループとしての「これまで」と「これから」を語り尽くした。

 過去のAKBに対するリスペクトが非常に強い2人。向井地は「“神7”の皆さんは、個性がすごく強かったなってのは本当に思います。パッと見て、シルエット見ただけで分かる見た目も、中身の個性も」と絶賛。横山も「仕事への姿勢、ステージに対する思い。それぞれ意見が違ったり、ぶつかったりすることもあったのは見てたんですけど、そこから生まれるステージの一体感、パワーはすごかった」と語った。

 数年前から、常に語られてきた「世代交代」というワード。とりわけ昨年は、NMB48から山本彩(25)が、NGT48から北原里英(27)が卒業。絶対女王のHKT48・指原莉乃(26)も、今年4月での卒業を発表した。向井地は「若い子を前に出して、先輩が後ろから見守ってくれてる形だった。それが本当に卒業されてしまって、私たち世代が頑張っていくしかない。一致団結して頑張っていかないといけない」と、思いを新たにする。

 新しい挑戦も当然大事だが、失ってはいけない伝統も、心に刻まれている。乃木坂46、欅坂46、さらに日向坂46という公式ライバルが活躍の場を広げる中、横山は「やっぱりAKBは、AKBしかやらないことをやらせてもらってきた。総選挙もそうですし、プロレスも…。そういう、一見アイドルと結びつかないようなことをつないでいけるのはAKBだけかなって思う」と強調した。

 公式ライバルに対して、歴史の長さとヒット曲の多さは大きなアドバンテージ。横山は「うれしいのは、海外に行っても、日本でもそうなんですけど、『365日の紙飛行機』とか『恋するフォーチュンクッキー』とか、世代を問わず一緒に口ずさんでくれる。これがAKBの強み」と話した。

 向井地も「(昨年12月の)13周年記念公演で、全部のシングル曲を披露したんですが、本当にすごいなと改めて感じました。その曲を聞いて、メンバーもファンの方も、その時の記憶を振り返ることができる。それができる劇場があって、そこに行けばAKBに会えるというのが、ずっと変わらないもの。新しくしたいと言いつつも、そこは絶対に守っていきたい」と誓った。

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