津川・朝丘さんお別れの会、長女真由子「今が一番辛い」涙であいさつ

 津川雅彦さん、朝丘雪路さんの合同お別れ会で喪主謝辞を述べる真由子=東京都青山葬儀所(代表撮影)
 合同葬お別れ会に飾られた津川雅彦さん、朝丘雪路さんの写真パネル=東京都青山葬儀所
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 今年4月に82歳で亡くなった女優の朝丘雪路さんと、8月に78歳で亡くなった俳優の津川雅彦さんの合同のお別れの会が21日、都内でしめやかに行われた。多くの俳優仲間や安倍晋三首相も出席。喪主を務めた長女で女優の真由子が親族を代表してあいさつを行った。

 真由子は朝丘さんが亡くなって百か日で津川さんも旅立ったことに「そんなに仲、良かったかな」とクスリと笑うと「それより私といたかったんじゃないの?と何回も言いました」とあいさつ。

 亡くなった当時は「このまま乗り切れる。平気」と思っていたというが、「今は辛い」と打ち明け「スーパーで父が気に入っていたティッシュボックスを見ると涙が出たり、母のCDを聞くと涙が出たり…。今が一番辛い」と、時間と共に悲しみが押し寄せている辛い心境を語った。

 「いつも度肝を抜かれる父と母でした。完璧ではなかったですけど、私の中では世界一のお父さん、お母さんだったと今は言えます。お父さん、お母さんの娘に産まれて良かった」と涙を流しながら遺影の両親に呼び掛けた。

 あいさつの最後には「最後は父と母の人生の舞台の千秋楽に、大向うと拍手で見送ってあげたいとおもいます」と言うと「お父さん、お母さん、千秋楽お疲れ様」と最後の言葉。客席からは「津川っ!」「朝丘っ!」の呼びかけと拍手が斎場を包んでいた。

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