羽生永世七冠 紫綬褒章に「これからの期待も込められていると思う」

 政府は2018年秋の褒章受章者を2日付で発表し、学問や芸術、スポーツで功績を残した人に贈られる紫綬褒章に将棋棋士の羽生善治氏(48)、俳優の真田広之(本名・下沢広之=58)、NHK大河「西郷どん」の原作も手掛けた作家の林真理子(本名・東郷真理子)氏(64)、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(本名・小林一三)氏(55)ら16人が選ばれた。3日付で発令する。

 史上初の永世七冠を達成し、2月には将棋界初の国民栄誉賞を受賞した羽生氏。紫綬褒章受章の知らせに「1年で二つも名誉ある賞をいただいた。今までの活動だけではなく、これからの期待も込められていると思う」。言葉をかみしめ、謙虚に喜んだ。

 1985年、15歳でプロ棋士四段に。89年、初タイトルとなる竜王を獲得。その後は「羽生マジック」と呼ばれる逆転術で歴史を塗り替え、96年には史上初の全七冠同時制覇を果たした。将棋界を超えた存在となり、国民的なヒーローへ。

 前人未到の通算タイトル100期まであと1期に迫り、現在行われている竜王戦の防衛戦で快挙に挑んでいる。「自分なりに力を出し切りたい。そして今回の賞を大きな励みとして、前進していきたい」と前向きな気持ちを強調した。

 最後に今後の課題を掲げ、「これまで(自分自身で)積み上げたものを将棋界にどう残すか」と話した。

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