角替さん、うつ病乗り越え夫・柄本に感謝「えもっちゃんのおかげ」

 女優の角替和枝さんが27日に、原発不明がんで亡くなった。妻として、母として、姑として、日本を代表する芸能一家を支えた角替さんだが、生前はうつ病に悩まされていたことも告白している。29日に放送されたフジテレビ系「ノンストップ!」では、15年7月のインタビューで角替さん自身がうつ病だった頃を振り返った映像を放送し、その死を悼んだ。

 インタビューは15年7月8日に放送された。当時60歳だった角替さんは「死んだらどうなるんだろう。試してみたい、死にたい。でももう一人自分がいて、そんなことしても誰も気にしないんだから。笑って葬式するに決まってるみたいな…。本当に酷い状態だった」と振り返った。

 当時は「とにかく電車が怖い」といい、衝動的にホームから飛び降りてしまいそうになることから飛び込まないために柱につかまっていたという。また夜中に体育座りをしてリビングで水を飲んでいる姿を夫の柄本明に見られたり、義娘の安藤サクラにも「和枝さんがまた泣いてる」などと心配されたことから心療内科に行き、うつと診断されたと明かした。

 だが、柄本の献身的な介護もあり、発病から2年後には完治。柄本は撮影などで自宅を離れる際は、必ず子供達へ連絡し、角替さんと一緒に食事を取るように頼んでいたといい「電話を(子供に)こっそりするらしいんだけど、バレバレなの。優しいでしょ」と感謝のコメントも。「今はお陰様でね、えもっちゃんともけんかしなくなっちゃったし」と完治に笑顔。最後には「えもっちゃんのおかげで面白い人生を送らせていただいております。えもっちゃんいなかったら、つまらないだろうな」と、夫へ感謝の言葉を述べていた。

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