平井堅 ライブでしか聴けなかった幻の名曲「half of me」がドラマ主題歌に

 歌手・平井堅(46)の“幻の名曲”「half of me」が、フジテレビ系ドラマ「黄昏流星群」(10月11日スタート。木曜、後10・00)の主題歌に起用されることが11日、分かった。2000年発売のヒット曲「even if」の続編として、09年に初披露して以降、音源化されないまま、ライブで歌い続けていたラブバラード。10月中旬の配信リリースも決まった。

 自身17曲目となるドラマ主題歌に、思い入れの強い楽曲を選んだ。

 ファンからの人気が高い「even if」は、好きな人がいる女性に片思いする男性の切ない恋心を歌った楽曲。「half of me」はその“後日談”として平井が10年ほど前に作詞・作曲した。男性の思いが実って2人は恋人となり、同せいまでするものの、最終的には別れてしまうという失恋ソングだ。

 09年7月に初歌唱したが、CDなどの音源としての形では発売していなかった。ライブでのみ聴けるレア曲として、ファンにも愛され続けていた。歌手生活の節目に「even-」とセットで歌うことが多く、今年8月にニューヨークで行ったコンセプトライブ「Ken`s Bar」20周年記念公演でも、アンコールの最後にファンに届けて、メモリアルステージを締めくくった。

 「黄昏流星群」の主題歌をオファーされ、脚本を読んだ平井は、新曲を制作するのではなく、ドラマと世界観が合致してると感じた「half-」を提供することを決断した。「決して1つにはなれないけれど、だからこそ1つになりたいと願う。生きるという事は空白の半分を、欠損の半分を探す旅なのかもしれない。そんな思いを書きました」と自ら“秘蔵曲”を解説。長い時間をかけて熟成された平井の思いが、大人のドラマの世界観を彩る。

 俳優・佐々木蔵之介(50)が主演を務める「黄昏流星群」は、1995年から連載が続く弘兼憲史氏(71)の短編オムニバス漫画が原作。第1巻の「不惑の星」をベースに、人生の折り返しにさしかかった男女の恋を描く。中山美穂(48)を妻役に、エリート銀行員を演じる佐々木は、主題歌を聴いて、「平井さんの唯一無二の素晴らしい歌声が、今作を美しく彩り、物語に深みを与えてくださいました。とても幸せです」とほれ込んでいた。

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