大阪で震度6弱 関西全域の鉄道網に影響 インフラ一時まひ

 18日午前7時58分ごろ、大阪市北区、大阪府高槻市、枚方市、茨木市、箕面市で震度6弱の地震があった。大阪府で4人が死亡、けが人は兵庫、京都、三重、滋賀、奈良も含め300人以上になった。交通網もまひした。気象庁によると、震源地は大阪府北部で、震源の深さは約13キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・1と推定される。大阪府で震度6弱を観測したのは観測態勢が整った1923年1月以降、初めて。

 地震を受け、18日朝から大阪府を中心とした関西地方の交通機関やインフラには大きな影響が出た。

 東海道・山陽新幹線が全線で運転再開するなど復旧が進む一方、JR奈良線など複数の在来線が終日運転を見合わせた。

 東海道新幹線は東京-小田原(神奈川県)間と名古屋-新大阪間で運転を見合わせたが、午後0時50分までに全線で再開。新大阪-岡山間で運転を見合わせた山陽新幹線も、午後3時ごろまでに運転を再開した。

 関西地方を走るJR、阪神電車、大阪メトロ、阪急電鉄、京阪電車、近鉄電車、南海電鉄、泉北高速鉄道は全線や一部で運転を停止。大阪メトロや阪急、阪神などで順次再開したが、JR奈良線や和歌山線の一部などで終日運転を見合わせた。

 空の便は、大阪空港発着以外の便も含め、日航は出雲や鹿児島との路線など計60便が欠航。全日空も、熊本や松山との路線など国内線計14便が欠航した。

 西日本の高速の11路線が一時通行止めとなったが、午後1時20分ごろまでに解除。

 関西電力によると、大阪府で一時、最大約17万軒、兵庫県の最大約490軒で停電が発生したが、全て復旧。大阪ガスは、大阪府の高槻市と茨木市の一部約11万戸に、都市ガスの供給を停止した。

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