松竹 落語・歌舞伎の講座を大阪商業大と共同プロデュース「伝統を経験して」
松竹株式会社は27日、東大阪市の大阪商業大学と連携して市民向け講座をプロデュースすると発表した。同大学で会見した同社取締役で松竹芸能社長の関根康氏は「上方落語などの伝統を継承しつつ、皆さんに経験してもらえたら」と訴えた。
松竹が大学と連携して講座をプロデュースするのは初の試み。今講座は「生涯学習講座」と位置づけており、松竹は「アクティブシニア層に向け、エンターテインメントの世界に触れる機会を創出していきたい」とした。
関根氏は「大阪のエンターテインメントの地盤強化は、松竹がやらなければならない」と意気込んだ。今講座のプログラムは松竹の組織を横断して構想を練り、大学側と作り上げた。関根氏は、講座を落語や歌舞伎の世界に触れるきっかけにしてほしいと語った。
5月から落語・演劇などの5分野で開講され、落語家の笑福亭松五(36)、俳優の田村ツトム(44)らが講師を務める。