藤井四段 竜王戦勝利で今年初白星…羽生竜王は「大きな目標」

 中学3年生の最年少棋士・藤井聡太四段(15)が11日、関西将棋会館で行われた竜王戦5組ランキング戦で中田功七段(50)を80手で下し、2018年初勝利を飾った。

 6日の対局では敗北を喫しており「これでスタートが切れたかなという感じ。良い1年になるよう頑張っていきたい」と喜びを語った。通算成績を56勝11敗とした。

 前期の竜王戦では本戦まで勝ち進んだが本戦2回戦で佐々木勇気六段(23)に敗北。デビュー後、初めての敗北で連勝記録が29で途切れていた。

 今期の竜王戦はこの日が初戦で、勝ち進むと羽生善治竜王(47)とタイトルを争うことになる。藤井四段は「プロになった以上は(羽生竜王は)大きな目標であり、少しでも近づけるようにと思っています」と話した。その上で「一局一局の積み重ねなので、それ(羽生竜王との対局)を意識することなく目の前の一局に集中して指していきたい」と意気込みを語った。

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