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藤岡弘、日本は武士道で世界を救う

2018年は「激動」の年、と力強い文字で宣言した藤岡弘、=都内の自宅(撮影・出月俊成)
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 激動の2017年も残りわずか。18年の幕開けを前に、世界約100カ国で武士道精神を伝えてきた俳優・藤岡弘、が日本の行く末を予言した。さらに、芸能界の恩人の“いい話”も披露した。

   ◇  ◇

 17年の世相を一文字で表す漢字は「北」と発表されたが、藤岡は「動」と言うのだ。

 「国境もイデオロギーも民族も宗教も越え、国家も企業も個人も問題意識を突きつけられる時代、大転換期が始まった。『動』を伴う本質の時代です。そして、18年は『激動』。『動』に『激』が付きます。その最前線に立たされるのが日本で、いまだかつてないほど世界から注目される。あの明治維新が再び始まるのです。真価が問われる年になる」

 明治元年は1868年。来年、150年の節目に日本が世界の混迷を救う根拠は何か?

 「武士道です。その本質は真理探究の道。己は何のためにこの世に生まれ、存在し、どこに向かうのかと。世界はかねてから武士道に注目していて、例えば映画『スター・ウォーズ』のジェダイは侍ですから。私はアインシュタインの『日ノ本の国、やがては世界から感謝される日がくるだろう』という内容の言葉が頭から離れない。彼が説いているのは道徳の部分。惻隠(そくいん)の情です。寛容の精神、包容力、許しの美学。それが武士道であると。その象徴となる祭典が2020年の東京五輪です。激動の時代は20年で帰結し、世界は目覚める」

 その武士道は世界各国で飲み歩いた「珈琲道」にも通じる。「コーヒーは心と体に安らぎをもたらす」。ということでコーヒーブレーク。芸能界の恩人である名優・伴淳三郎さんの秘話を明かした。日本酒のCMでの「いっぱい、やっか」というフレーズで知られる“伴淳(バンジュン)”さんだが、実は下戸だったのだという。

 「伴淳さんは私が尊敬する大先輩。酒を飲む演技が素晴らしかった。映画『野獣狩り』で私の父親役をやられた時も、渚まゆみさん(女優で作曲家・浜口庫之助夫人)を相手にスナックで酒を飲みながら語り合うシーンでの、酔っぱらった演技がすごかった。てっきり酒豪だと思ってマネジャーさんにうかがうと『実は一滴も飲めない』と聞かされ、『すごいなぁ』と感動した思い出があります」

 藤岡は武士道精神やこれまでの人生で得たメッセージや感動を、映像・映画を通して日本国内はもとより、世界に発信したいという方向に向かっている。

 「俳優はあらゆる生き様に関心と興味と好奇心を持って深く探求する仕事。それを膨らませて演じることが表現者としてのやりがい、生きがいになってくる。そういう面での映像の美学に私は引き寄せられ、いまだに暗中模索しています。まだまだ私は未熟です。だからこそ、まだ生かされているのかなと。俳優人生53年。18年は戌(いぬ)年で年男なんです。心臓が止まるまで、本質を求めて試練に立ち向かい、挑み続け、映像を通して感動を伝えたいですね」

 ◆プロフィール 藤岡弘、(ふじおか・ひろし)2月19日生まれ、愛媛県久万高原町出身。65年に松竹映画でデビュー。71年に「仮面ライダー」の本郷猛役で一躍スターに。テレビドラマは「特捜最前線」「白い牙」など、映画は「日本沈没」「野獣狩り」など多数。NHK大河ドラマでは坂本竜馬を演じた「勝海舟」(74年)から本多忠勝役の「真田丸」(16年)まで7作出演。「探検シリーズ」でも知られる。84年にハリウッド映画「SFソードキル」に主演し、日本人初の全米映画俳優組合入り。真剣の演武を世界各地で行い、紛争地域や難民キャンプでの支援活動を展開。船舶から飛行機まで数多くの資格や免許を持つ。

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