アイドルグループ・ＡＫＢ４８が、グアム政府観光局「＃ｉｎｓｔａｇｕａｍ（＃インスタグアム）キャンペーン」の「公式インスタグアマー」に就任した。このほど現地で行われた任命式には、ＡＫＢ４８・入山杏奈（２２）、ＮＭＢ４８・山本彩（２４）、太田夢莉（１８）、ＳＫＥ４８・古畑奈和（２１）、ＨＫＴ４８・朝長美桜（１９）、ＮＧＴ４８・荻野由佳（１８）が出席。将来的なグアムでの選抜総選挙開催に意欲を見せた。

　ＡＫＢグループにとって、グアムは“第２のホーム”とも言うべき場所。初めて初動売り上げ５０万枚を突破した１０年発売の「ポニーテールとシュシュ」など４曲のＭＶを撮影しており、１３年には観光大使にも任命された。

　今回は、「流行語大賞」に「インスタ映え」が選ばれるなど、今年最も流行したＳＮＳ「インスタグラム」を用いた観光推進にＡＫＢが一役買う形。現地入りした６人は２チームに分かれ、島中を巡り撮影した。

　約７３万人と、現役メンバー最多フォロワーを誇る山本は「オフショットっぽい感覚でいい写真が撮れました。写真を撮らずにいられない場所があふれてるので、公式インスタグアマーとして、しっかり写真で世界中の人々に発信していきたいと思います」とニッコリ。入山も「日本とは違うすごい澄んだ空気で、どこで撮ってもいい青空があって、どこで撮っても『（インスタ）ばえる』」とアピールした。

　来春、「グアム選抜」のメンバーによる現地ライブが行われることも決まった。山本は「見晴らしのいいビーチとかでやりたいなと思います」と気合十分。太田は「スコールだけは来ない日に…。屋外の雨は、苦い思い出がありすぎて」と、開票イベントが中止となった今年６月の沖縄での選抜総選挙を踏まえて祈った。

　実現すれば初の海外開催となるグアム総選挙構想も飛び出した。山本は「今年は沖縄で、だいぶ気持ちが楽だったと聞いたので、そういうのもいいかと」と開催に意欲。今年の総選挙は不出馬だったが、「（出馬は）その時になってみないとわかりません」と“復活”に含みを持たせた。

　レセプションには、０８年にグアム観光親善大使に任命された俳優の舘ひろし（６７）がサプライズゲストとして出席した。

　４００人の来場者から黄色い歓声を浴びながら登場した舘は「僕はハワイも好きですが、このグアムのしっとりとした感じも大好き。日本から近いし、安全だし、素晴らしいところです」とあいさつ。会場で気さくに来場者との記念撮影などに応じた。