志らくが師匠・談志の“子連れ”にまつわるエピソード披露
落語家の立川志らくが23日、熊本市議会の定例会で、女性市議が生後7カ月の長男を連れて議場入りし、一時、議会が混乱する騒ぎとなったことを受けて、師匠・立川談志がのこしたあるエピソードを紹介した。
「熊本市議が議会に乳幼児を連れて行った件。本質から話はそれるがこんなエピソードを」と志らくは切り出した。
「落語会で幼児が騒ぎ出した。談志は落語を中断させ母親に子供と一緒に出ていくように言った。そして『あなたの落語を聴きたいという気持ちは分かる、でも我慢して出ていく姿を子供は見ている。それが教育だ』」
これには同調する意見が届いている。「例えばここが運転席ならどうなのだろう。採掘場ならどうなのだろう。『場』をわきまえることは差別ではない」というリプライに、志らくも「消防士が赤ちゃん連れて火消しをしたら嫌ですよね」と応じていた。
また、志らくは別のツイートで「子供を連れて仕事が出来る社会は素敵だが、ケースバイケース。医者が手術をするのに子連れで。消防士か子連れで火消し、刑事が子連れで殺人現場に、落語家が赤ちゃんをおんぶして高座に(それは見てみたい)、美術館の案内係が子連れで、相撲取りが子連れで土俵入りして、相撲をとったら?という事」と提言した。
熊本市議会では女性市議が最終的に長男を友人に預け、市議会は定刻より約40分遅れて開会された。